「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」特別試写会が8/15(火)にIRORI石巻にて行われました。試写会後には、制作委員会メンバーでもある映画監督の岩井俊二さんと小林武史のトークショーも行われました。

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、1993年にテレビドラマ、1995年に劇場公開された、岩井俊二さん原作、監督、脚本の作品。このたびアニメ版として映画化されました。岩井さんが「自分の作品が、どんな形であれ、誰かの手にバトンが渡って、また違う作品になっていくというのは嬉しい限りなので、作家冥利につきる」と語っていたように、また違う命が吹き込まれた作品となっています

 トークショーでは、岩井さんと小林の出会いの話にまで遡りました。

「ドラマ版「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の頃、いろいろな場所で『岩井監督』という名前を聞いて、その時に記号みたいに、逆さから読んでも「いわい」っていう言葉が耳に入ってきていて(小林)」、その数ヶ月後に偶然同じお店に居合わせて初めて会ったというエピソード。岩井さんから「実はその前にもあっていて。桑田佳祐さんのレコーディングのメイキングを撮ったことがあるんですが、そのアルバムをプロデュースしてたのが小林さんで。だからその時、同じ空間にいたんです(岩井)」と、出会ってからかれこれ30年ぐらい経つという2人の話を聞いていると、出会うべくして出会ったような不思議な縁を感じました。

映前とトークショー後には、小林武史が岩井さんに監督を依頼した、YEN TOWN BANDの「アイノネ」「my town」、Bank Bandの「こだま、ことだま。」のミュージックビデオも上映。「my town」は石巻市の空撮、「こだま、ことだま。」は石巻の風景、人々の姿で構成されています。こちらもぜひチェックしてください。

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は本日8月18日より公開。
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