8/12〜8/15の期間で行われた、What is Art? Tourが大好評につき、8/18から9/10まで毎日開催することとなりました。

What is Art? Tour とは、アート作品の鑑賞に加え、Reborn-Art Diningのテイクアウトランチをいただきながら、その日行われる”51日間、毎日どこかで音楽が鳴っているプログラム”のライブ会場に足を運べるように、その日その日のオススメスケジュールをスタッフが厳選して組みあげるスペシャルツアーです。

参加していただいた方には大好評をいただいているWhat is Art? Tourですが、これからの参加を検討されている方に向けて、その魅力をフォトレポートとしてご紹介したいと思います。

◆◆11:20 石巻駅を出発◆◆

JR石巻駅の改札口を出てすぐ、バスロータリーの左側の建物「石巻観光協会 ロマン海遊21」前にある特設受付ブースが集合場所です。この日は、近くは石巻在住の方から遠くは京都在住の方まで、8名の方々にご参加いただきました。自己紹介をして和やかなムードでツアーはスタート!

◆◆11:30-12:00 Reborn-Art house ◆◆

最初に向かった先はReborn-Art HOUSE。ここでは小林武史×WOW×DAISY BALLONの「DE AU」という作品が鑑賞できます。音と映像と浮遊するバルーンとの幻想的な世界。参加者の皆さんも思わずスマホを取り出し、記念撮影。最もフォトジェニックな作品の一つです。

◆◆12:10-12:40 ワンパーク ◆◆

次の目的地は津波の爪痕の残る倉庫に造られたスケートボードパーク、「ワンパーク」です。ここでは総勢6組のアーティストによる「SIDE CORE」というグループ展が行われています。震災から6年が経った石巻は、「震災という過去」と「復興という未来」の途中に立たされているように見えます。そんな中でこのスケートパークに起こった出来事を具現化した作品を鑑賞する時間はとても貴重な時間です。その時間を他の人と共有できるのもツアーならでは。

◆◆13:15-14:30 牡鹿ビレッジ ◆◆

ここからはいよいよ牡鹿半島に入っていきます。お待ちかねのランチは、半島中部の牡鹿ビレッジにあるReborn-Art DININGのTo Goメニューを頂きます。メニューは日替わりで、ツアー参加者限定のメニューです。この日はのびのびとした環境で放牧されて育てられたブランド豚、「たけし豚」の厚切りハムのサンドイッチ。一緒にいただくパスタサラダもシェフ手作りのドレッシングが抜群で大好評でした。

さらにこの日は、名和晃平の「White Deer(Oshika)」を前に、小林武史の生演奏を聴きながらのランチとなり、アートと音楽と食とを満喫する贅沢なひと時を過ごしました。

また、Reborn-Art DININGまでの道のりでは、鈴木康広「ファスナーの船」、デイビット・ハモンズ「ストリート・パフォーマンス」、さわひらき「燈話」、宮永愛子「海は森から生まれる」を鑑賞いただけます。

◆◆14:55-15:10 御番所公園 ◆◆

お腹を満たした後は車で25分ほど揺られ、牡鹿半島の先端部、鮎川エリアに向かいました。御番所公園では草間彌生の「真夜中に咲く花」がお出迎えしてくれます。この日はあいにくの曇り空でしたが、ツアー参加者の方が「白と黒の墨絵の世界の中に、原色の草間さんの作品が生えていて綺麗ですね」と教えてくれました。なるほど、そういう見方をすると背景までもアート作品に見えてきます。What is Art? 色んな方と作品を鑑賞するとアートの見え方も変わってきます。

◆◆15:15-15:30 地蔵山開悟峯寺 ◆◆

続いて鑑賞したのは、岩井優「ダンパリウム」。牡鹿半島を歩き回って、廃棄されたものを拾い集め、それらが三角形のフレームに一つ一つ収められています。この日は、会期中も廃棄されたものを集め作品を更新している岩井さんに、お話を伺うことができました。岩井さんに促され、作品の中に入り込んで見ると、周りの山や金華山の周辺の海まで眺められ、牡鹿半島の様相が観察できました。内から眺めたり、外から観察したり、それぞれが思い思いの形で作品を鑑賞して、次の目的地へと向かいました。

◆◆15:35-15:55 コバルト荘跡地 ◆◆

鮎川エリアは作品が点在していて、自力で回るのは少し大変です。しかしツアーではバスの時間も気にせずに効率よく回れます。車で移動して5分、コバルト荘跡地に到着しました。ここでは、宮島達男「時の海-東北」、増田セバスチャン「あっちとこっち#東北」が鑑賞できます。極めて個人的な空間と時間の中で自己と対峙する増田さんの作品と、輝くLEDがそれぞれ異なったスピードで時をカウントする宮島さんの作品。時をひとつのテーマにした両作品を前に、ツアーの参加者もそれぞれの時間を過ごしました。

◆◆16:00-16:40 のり浜 ◆◆

今回のツアーの終着点はのり浜です。島袋道浩さんの「起こす」という作品は、鑑賞者参加型インスタレーションです。ツアーの参加者も一人で小さな木を起こしてみたり、大きな木をみんなで頑張って起こしてみたり…起こされた流木を眺めて見ると、世界の見え方がガラリと変わったことが体感できます。What is Art? アートとは?美しい浜と、海の向こうに見える金華山と、人の手によって起こされた木をぼんやりと眺めながら、のり浜を後に帰路につきます。

◆◆17:50 旧観慶丸商店 ◆◆

ツアーの解散場所は旧観慶丸商店です。こちらは19時までの営業で、インフォメーションと物販に加え、アーティストのドローイングも展示されています。お土産を買ったり、最後にもうひと押しアートを鑑賞したりしてそれぞれのご都合に合わせてお帰り下さい。

ツアーを通して様々なカタチのアートに触れるWhat is Art? Tour。アート作品と、食と、音楽とを一度に満喫していただけます。

今後は8/18から9/10まで毎日開催しますので、是非一緒にWhat is Art?を体感する旅に出かけましょう。

※ツアーの行程は、音楽ライブのスケジュールや天候により異なります。ご了承ください。

 

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「What is Art? Tour」今後のスケジュール

2017年8月18日(金)- 2017年9月10日(日)

詳細はこちらからご確認ください。

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/016fs6z2jikf.html