Reborn-Art Festivalの制作委員で「Reborn-Art」という言葉の生みの親でもある中沢新一さんによるトークシリーズ「四次元の学校」が開講します。
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私たちはほんとうの再生(リボーン)を実現できる、新しい「生きる術(アート)」を探し出そうとしています。そのリボーンアートは、いまある現実の中に用意されている出来合の素材をかき集めるだけでは、見つけることができません。いまある現実、これを「三次元」世界と呼ぶことにしますと、私たちの求めているリボーンアートは、この三次元世界の中にはまだ姿を現していない世界に、捜し求められなければなりません。その世界を宮沢賢治にならって、三次元世界よりも大きな「四次元」の世界と呼ぶことにします。私たちのリボーンアートはきっと「四次元」世界から取り出されてくるのでなければなりません。
私たちが開講を予定している「四次元の学校」では、こうした「四次元」から取り出されてきた経済の形、アートの形、社会の形などが、しっかりした現実の黒板の上に図示されることになりましょう。「四次元」の経済にとって、農業や漁業はどんな場所をしめることになるのでしょう。大都会東京のような三次元世界のことはさておいて、「四次元」にいっそう近い場所にいる東北の町や村では、どんな精神生活が期待できるでしょう。私たちが黒板に描こうと思っているのは、いまはまだない、将来にも実現できるかどうかはわからない、しかしそのことをしじゅう頭に置きながらものを考えていると、正しい方向に心を向けていることが可能になるような世界のことであり、私たちの言っているリボーンアートとは、じつはそのことにほかならないのです。
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<概要>
日程:7月22日(土)
会場:荻浜小学校
時間:13:00 ~ 14:30
料金:無料(荻浜小学校への入場にリボーンアート・パスポート必要)
※オープニングパーティの一環として、牡鹿半島にお住いの方は、身分証(運転免許証や保険証など)をご提示いただければご入場いただけます。
備考:会場の状況により入場規制あり
<出演>中沢新一
<アクセスについて>
・路線バス:「荻浜小学校」より徒歩1分
・自家用車:「桃浦 駐車場」よりエリアバス1分で「荻浜小学校」へ