1997年、KREVA、LITTLE、MCUとソロ活動していた3MCによって結成されたHIP HOPグループ。同年「タカオニ/カンケリ」でインディーズデビュー、2001年5月「スーパーオリジナル」でメジャーデビューし、「クリスマス・イヴRap」「マルシェ」「アンバランス」「イツナロウバ」「sayonara sayonara」など数々のヒット曲生み出している。デビューアルバム「VITALIZER」はオリコンウィークリーチャート初登場3位、ベストアルバム「BEST ALBUM 2001-2003」(2003年11月)は、初登場1位を獲得するなどKICK旋風を巻き起こす。さらに2002年12月31日には、第53回NHK紅白歌合戦に「マルシェ」で初出場、私服での出演も話題になるほど。彼らの活動は日本国内に留まらず、台湾から台湾親善大使を任命、招聘されたり、ニューヨークで開催されているヒップホップ界の最高峰アワード「THE SOURCE HIP HOP MUSIC AWARDS 2003」に日本人初ノミネートされ、アルバム「magic number」がフランス、カナダ、イギリス、キューバのアーティストらの作品とともに「International Album of the Year」を受賞するなど勢いは止まらない。ライブ活動も精力的に行い、ストリート出身の彼らは全国のクラブを中心に、全国ホールツアー、アリーナツアーなども開催している。チケットは即日完売と名実とともに人気を不動のものにする。 日本において「HIP HOP」という新しいジャンルをメジャーにし、拡め定着させた功績は実に高い。
2004年6月、人気絶好調の中、KICK THE CAN CREW活動休止を発表。個々のソロ活動に専念するも、夏のフェスティバルなどでKREVAのステージにサプライズ出演したり、KREVA作品に参加するなどはあったが、2014年夏、何の前触れもなく「ROCK IN JAPAN FES 2014」に約11年振りにKICK THE CAN CREW名義として出場のニュースが流れるや瞬く間にYahoo!トップニュースにあがるほどの反響を巻き起す。その後もアニバーサリーを掲げた「FM802 MEET THE WORLD BEAT」「908 FESTIVAL」へ出演が発表。残念ながら台風で中止になってしまった「MEET THE WORLD BEAT」。KICKは関西の音楽ファンのためにと、12月にスピンオフライブ「KICK THE WORLD BEAT」を企画、11年振りに単独公演をなんばHatchで1日2公演行う。全公演ともデビュー当時からの根強いファンのほかに、初めて聴く、知る人たちも多くいた。活動をしていなくても新しいファンが増えてるというのは、彼らの楽曲の持つ魅力が失われることなく輝き続けていると実感させるものだった。 これぞKICK!! スーパーグループの華麗な復活劇!! だった。 今後は常に発していた「どの会場でも反応がよくて人気があったら今後もやってもいいよね」と言っていた3人。スキルも実力も人気も兼ね備えた唯一無二のスーパーグループ「KICK THE CAN CREW」の活動をお楽しみに!!
http://www.kickthecancrew.com/